「私たちはイスラエルの回復のために生きているのです」
「私たちはイスラエルの回復のために生きているのです」
人間が現象世界に生きているというのは、ごくわずかな間です。やがてこの世から去っていかなければならないに決まっているのです。いくら力んでも二百年も三百年も生きることはできないのです。一千年も一万年も生きることはできません。現世を去った後の世界は永遠です。永遠に無限に裁かれることになったら悲劇です。
神は現象世界を認めていません。ところがイエス・キリストが神の右に座せしめられて、祈っているのです。イスラエルを回復したまえ、イスラエルを返したまえと祈っているのです。
神はイスラエルが回復しないままで、現世を消してしまう訳にはいかないのです。神はイスラエルに約束を与えた。神の約束が成就しなければならない。神の約束が成就するというのは、この世がある状態のままで神の国が現われなければならないのです。そうでなければ神の約束が無意味になるのです。このためにキリストは神の右に座しめられているのです。
そこで神は現象世界を否認しているけれど、キリストが祈っているから消滅させる訳にはいかないのです。
キリストの祈りによって、やがて千年王国という驚くべき永遠の平和が実現するでしょう。千年間の絶対平和です。地球の物理状態が変ってしまうのです。地球環境の状態が完全に変ってしまいます。海の状態、天候、気候の状態が全く変ってしまいます。
その結果、地球に黄金世界が現われるのです。人間が願って、願ってやまなかった理想の平和が、地球に実現するのです。その時、私たちがイスラエルを指導しなければならないのです。
神がユダヤ人に与えた約束は完全に成就するのです。今、私たちがイスラエルのために祈ることは、第三の天におけるキリストの祈りに協力していることになるのです。
私たちは宇宙を改造するための祈りに協力しているのです。これ以上の哲学、宗教は必要がありません。これを絶学の境というのです。これは絶対最高の原理です。
人間はこれ以上のことを知る必要がありません。だからこれを信じなければならないのです。私たちの祈りは、第三の天におけるキリストの祈りに協力しているのです。神のイスラエルを救いたまえという祈りは、神ご自身、全能者の祈りです。私たちはこの祈りに合わせて祈らされているのです。
アブラハムは「我は全能の神なり」と言われて張り倒されたのです。へたばったのです。私たちはまだ張り倒されていません。
御霊を受けたくらいでは、張り倒されたとは言えません。私の考えは本当に間違っていたと心から言える時に、張り倒されたのです。再び立ち上がることがないように、神に徹底的に叩き潰されてしまうのです。そうすると私たちはちりに帰ることができるのです。
神は、「人の子よ、帰れ」と言っています(詩篇90・3)。この聖書の言葉どおりにならなければいけないのです。
イスラエルの回復を願う祈りは、万物を完成し、地球を完成する祈りです。神を完成する祈りです。これはキリストの第三天における祈りです。この祈りを、できるだけ毎日、朝食、昼食、夕食、就寝、の前に真剣にして頂きたい。
その祈り方が分からない方は参考例の骨子を述べておきますので、このような内容で祈って頂いたらよろしいと思います。
参考例1
主よ、感謝致します。
現在あなたの御民イスラエルが、あなたに背いて悪魔の子になり、悪魔の思いを世界に広げています。これが、世界中の人間が死んでいく原因になっています。
しかし、イエス・キリストの十字架によって、悪魔が完全に否定され、地球から死がなくなりました。どうかイスラエルがこの事実を受け入れて、一日も早く地上に本当の平和がきますように、お祝り致します。
この祈りを主イエス・キリストの御名によって御前にお捧げ致します。
参考例2
主の御名を讃美致します。
現在イスラエルは悪魔にそそのかされて、悪魔の子になっていまして、イエスをキリストとして受け入れようとしていません。
イエスこそイスラエルに与えられたメシアでありながら、メシアとして受け入れようとしません。
彼らの頑な心を変えて、イエスをキリストとして受け入れる日が、一日も早く参りますようにお祝り致します。
この祈りを主の御名によって御前にお捧げ致します。
参考例3
主の御名を讃美致します。
現在イスラエルは固有名詞の自分を絶対とし、目に見える現象世界が絶対に存在していると固く思いこんでいます。
これは悪魔が考えた思想でありまして、悪魔に騙されたユダヤ人がこの思いを固く信じています。彼らはこの思想を全世界に広めてきました。
固有名詞の自分は存在しないし、目に見える現象世界も存在していません。人が生かされている実体はイエスでありますし、神の国が地球に展開しているのです。
イスラエルの人々が、一日も早くこれに気がつきますように、どうぞ彼らの頑な心をやわらかくして下さい。
この祈りを主イエス・キリストの御名を通して、御前にお捧げ致します。
参考例4
主よ感謝致します。
イスラエルは選民、約束の民であると言って、世界の民族をリードしていますが、彼らは神が与えた約束を誤解しているのです。
神がアブラハムを通して与えた約束とは、ユダヤ人に永遠の命の宝物を与えるという意味です。ところが彼らは、現世で幸福になること、現世で王国を造るための選民だと考えているのです。
現世は悪魔を騙すために神がつくった幻の世であって、これは暫くの間、現われてやがて消えていくものです。
永遠不滅の新天新地こそ、彼らが目指すべき国です。
この事に一日も早く彼らが気がつきますようにお祈り申し上げます。
この祈りを主イエス・キリストの御名を通して御前にお捧げ致します。
参考例5
主よ感謝致します。
アブラハムに与えられた約束の実体は、永遠の生命でしたが、イスラエルはこれを正しく受け取りませんでした。
神はイスラエルの間違いを正すために、多くの預言者を送りましたが、聞き入れませんでした。最後にイエスを送って、永遠の生命の実物、その受け取り方を実際に見せたのですが、彼らはそれを受け入れずに、逆にイエスを殺してしまいました。
これは誠に困ったことでありまして。ユダヤ人が約束を正しく受け取らなければ、万物の創造の目的、地球創造の目的も、人間創造の目的も、すべて無効になってしまうのです。
神が地球を造られた目的、人間を造られた目的を成就するために、彼らが新約聖書を受け入れ、イエスを受け入れますように、また、アブラハムの心境を受け入れて、神が与えた約束が成就しますように心からお願いします。
この祈りを主イエス・キリストの御名を通して、御前にお捧げ致します。
祈る内容は全く自由ですが、どのように祈ったらいいのか分からない人は、以上の例を参考にして下さい。
イスラエル回復の祈りは、神に最も喜ばれる祈りです。これを続けたら、健康的にも、経済的にも、家庭的にも、すばらしい恵みを与えられるでしょう。私自身も、この祈りを続けているために、すばらしい恵みを神から与えられました。現在も与えられていますし、これからも与えられるものと確信しているのです。
(内容は梶原和義先生の著書からの引用)