未完成の地球と未完成の人間
現在の地球は未完成の地球でありまして、非常に不完全なものです。例えば砂漠であるとか、地震、台風があります。洪水や旱魃、噴火、津波、病気があります。
2004年12月26日に発生したスマトラ沖のマグニチュード9・1の大地震によって発生した津波によって、22万人の人が死亡しました。また、日本では2011年におきた東日本大地震では15800人、行方不明者3155人の大災害になりました。地震は世界各地で頻発していますし、色々な病気が人々を苦しめているのです。これは現在の地球が不完全であることを示しているのです。
不完全な地球に不完全な人間が住んでいるのです。現在の社会を実体だと思うことをやめて頂きたいのです。常識で考えたらだめです。
常識は五蘊です。人間が開発したら必ず地球を荒らすのです。人間文明は地球を食い潰す文明です。こういう悪い文明を信じないで頂きたいのです。
未完成の地球に未完成の人間が住んでいますから、学問とか思想を重大に考える必要はないのです。もっと完全な思想があるのです。現在皆様が生きておいでになるという事実は、皆様の思想よりももっとすばらしいものです。
命という事実は皆様の思想よりも、哲学や宗教よりももっとすばらしいものです。どうぞ生きているというこの事実を率直に見て頂きたいのです。
皆様の中に隠れた人格があるのです。仏教でいう仏性です。聖書でいう神の子です。これが皆様の中にあるのですから、この神の子に目を覚まして頂きたいのです。
皆様が生かされているということ、皆様の目が見えるということ、鼻の穴から息を出し入れしているということが神です。これが造化の神秀です。
造化の主、造化の神秀が神なのです。これは理屈や宗教のこととは違います。本当のことです。本当のことですから、どうぞこのことに気づいて頂きたいのです。
(内容は梶原和義先生の著書からの引用)