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イエス・キリストの十字架


イエス・キリストの十字架

 皆様はこの世に生まれたという業(ごう)を背負っているのです。この業はイエス・キリストの十字架によって、実はなくなっているのです。これがキリスト教ではない聖書の本当の値打ちです。

 人間がこの世に生まれて背負い込まされた業が、全部消えてしまっているのです。これは大変なことです。例えば泥棒をした人でも、放火をした人でも、神の前ではその罪はなくなっているのです。

 神と人との関係は、ヨベルになっているのです。ヨベルの年とはユダヤ教で、五十年に一度の大恩教の年で、この年になるとすべての借金や罪がゼロになると言われているのです。イエス・キリストが十字架にかかったということは、地球全体がヨベルになったことを意味するのです。地球全体の重荷、苦しみ、悲しみ、悩みが消えてしまったのです。

 今皆様が五蘊皆空さえ分かれば、自分自身が救われなければならないこともなくなるのです。現在皆様は浄土にいるのです。

 イエス・キリストの救いというのは、神の地球全体がヨベルになったということです。ここまではキリスト教でははっきり言いません。実は皆様はもう死ぬ必要がないのです。イエスが死を破って復活したということは、皆様に既に新しい命が与えられているということであって、これに気がつきさえすれば、今からすぐに死ななくなるのです。

 これは少し話がうますぎるように思われるかもしれませんが、そうではないのです。ただ一つの条件があります。これをするためには、今まで生きていた自分の妄念を捨ててしまわなければいけないのです。これがなかなか大変なのです。

 今まで商売をしていたとか、聖書を勉強していたとか、家族を養っていたとか、家や不動産を買ったとか、保険に入ったとか、色々なことが皆様のプライドになっているでしょう。誇りがあるでしょう。それを全部捨ててしまわなければならないのです。

 人間の誇りを持っている間は、必ず神から離れた自分の命を自分で握り込んでいることになるのです。神から離れた命を意識しているということだけで、死んでから地獄へ行かなければならないのです。

 イエスが復活したことによって、人間は死ぬべき者ではないということが歴史的に証明されたのです。これがキリスト紀元です。キリスト紀元が始まってから、既に二○一四年になっているのです。日本の社会はキリスト紀元をまともに説明しない社会です。学校でキリスト教ではないキリスト紀元を真正面から堂々と証明することができないのです。

 日本人全体はそういう間違った根性を持っているのです。神が日本人に天皇制という特別の制度を与えていますが、これが世界の光になるのです。

 私は右翼思想を述べているのではありません。八紘一宇のような思想を述べているのではないのです。本当の世界の歴史の光である天皇制がやがて明らかになるでしょう。

 こういうことが分かったとしても、皆様のお考えが今までのような状態ではだめです。

 阿弥陀如来は本当です。これは玄関の入口であって、まだ奥座敷に入っていないのです。人間が生きていることが神ですから、阿弥陀如来と言っても、神と言っても同じことです。

 皆様の命が神の命へ結びつくような方向へ行くように、勇気を持って前進して頂きたいのです。

 人間はいつ死ぬか分からないのですから、できるだけ早く命を掴まえてしまうことです。

 日本は聖書を敬遠しているのです。キリシタンバテレンという思想があるからそうなるのですが、これはキリスト教から日本を守るという点では非常に良かったのですが、聖書を敬遠する、キリストという言葉を大変嫌う点では非常に悪かったのです。

 まず白紙になって、幼子になって勉強する気持ちになって頂きたいのです。

 今の人間の一番悪いことは、自分が生きていると思っていることです。自分が生きていると思うことは、このキリスト紀元の時代において、神に対して真っ向からの対立になるのです。皆様の個々の命はキリスト紀元においてはもうなくなっているのです。神の命がそのまま皆様の命になって与えられているからです。

 復活したキリストは現在生きています。復活したというのは、死ななくなったということです。死ななくなったということは、現在生きているということです。

 やがて復活のキリストが歴史の真ん中へ割り込んでくるのです。その時に初めて、本当の平和とはどういうものかが分かるのです。本当の神とはどういうものかが分かるのです。

 キリストが永遠の生命の実物を持って、文明の中へ割り込んでくるのです。これが世界完全平和の実現です。私たちはそのために働いているのです。

 ユダヤ人がイエス・キリストを受け入れないので、世界の混乱が続いているのです。やがてユダヤ人が目を覚ますでしょう。そうしたら復活したキリストが歴史の中へ割り込んでくるのです。そこで千年間の絶対平和が実現するのです。

 今までの皆様の何十年間かの命は何にもならない命です。皆様の命をこのまま続けていれば、ただ死ぬだけです。死んだ後には恐るべき裁きが待っているのです。

 これは皆様が自分の舌の力を本当に弁えていなかったからです。自分の目の働きを本当に弁えていなかったからです。五官は神を見ているのですが、それを神として気がつかずに、自分が見ていると考えていたのです。

 自分の命はありません。神の命が今皆様の中で働いているのです。イエスはこのことに気がついて、死を破ったのです。神の命が自分の中に働いているという考え方で、死を破ったのです。このことがお分かりになればいいのです。

(内容は梶原和義先生の著書からの引用)


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