人権思想はユダヤ人が発明した切り札
人権思想は、フランス革命、アメリカ独立の時に、ユダヤ人によって、流されて、世界に広まりました。現在、世界中で人権思想が盛んに用いられていますが、人権思想が根底から間違っているのです。欧米人が主張している人権主義、フランス革命以後の個人主義的、人権意識が、根底から間違っているのです。 「基本的人権」とは何でしょうか。人間として地球上に生まれた人は、誰もが公平に与えられる権利だといわれています。その中に「職業選択の自由」があります。誰でも自由に、自分の好きな職業を選ぶことができるという権利ですが、日本中の労働者のなかで、本当に自分が好きな仕事、いわゆる天職についていると思っていり人は、何％いるでしょうか。大半の人が、成り行きによって、しかたがなく、今の仕事をしているというでしょう。 日本には完全失業率が５％くらいはいつもあります。ゼロ％になることはありません。自分がしたい仕事につけない人が、４００万人も５００万人もいるのです。これでも職業選択の自由があるといえるのでしょうか。 結婚する権利があるといいます。いくら権利があると叫んでも、相手がいなければ、結婚はできないのです。 人は誰でも「生きる権利」があるといいます。いくら生きる権利があるといっても、心臓が止まれば、絶対に生きられないのです。 「人権」というのは、自分は一番偉いという思想です。かつて演歌歌手の三波晴男が「お客様は神様です」といつもいっていました。自分というのは神様です。世界で一番えらいのです。だから自分が何をしてもいい、誰も文句をいうなという思想です。この思想が、小中学校の生徒に蔓延して、まともな授業ができない状況にあるといわれています。人権思想を吹き込んだ結果、こういう状態になっているのです。自分は一番偉い人間だから、自分は何をしてもいい、自分がしたいことをして、文句あるか。これが現在の若者の、考え方です。 だいたい権利というのは、義務、責任を履行して、初めていえるのです。私の家のすぐ前に、兵庫県で由緒ある、「広野ゴルフクラブ」があります。このゴルフ場は会員以外はプレーができません。基本的人権があるから、プレーをさせてくれといったら、笑われるでしょう。もしこのゴルフ場で、長くプレーをしたいのなら、大金を払って会員権を買わなければならないのです。 こんなことは常識です。電車に乗りたければ、切符を買わなければならない。映画やコンサートに行きたければ、チケットを買わなければならないのです。これは当たり前のことです。 基本的人権という途方もない権利に対して、人々はいったいいくらのお金を払っているのでしょうか。お金ではないとすれば、それに見合う義務、責任を履行しているのでしょうか。履行していないとすれば、それはインチキです。「真っ赤な偽物」です。 「真っ赤な偽物」である証拠に、人間は皆死んでいくのです。もし本物の「基本的人権」であるなら、死なないはずです。死なないのが本当の人権です。 人権思想は、人間存在の本質を、全く考え違いしてしまっている。ですから、皆様が、人権主義的人生観を捨ててしまうことができさえすれば、死なない人生を捉えることは、充分可能です。 般若心経は色即是空と言っています。色は知識とか現象だけでなく、人間の常識の基本原理をさしていますが、これが間違っているのです。 皆様は、死んでいくのはあたりまえというような精神状態に、仕向けられているのです。皆様が死を肯定しておいでなのではないのですけれど、現在のお考えのままでいますと、死ななければならない状態に、追いつめられていくことになるのです。 このような精神状態が空なのです。死なければならないと考えること、死ななければならない社会に生きていかなければならないと考えることが、空なのです。 現世に生きていなければ、生活はできません。現世に生きていくことはもちろん必要ですけれど、現世の思想を持たなくても、現世に生きることは、充分にできるのです。現在の人間が持っている唯物的な思想に捉われなくても、物質を踏み台にするような感覚で生きることは、充分にできるのです。共産主義や資本主義、民主主義、自由主義という人間の思想を離れて、自分自身を見ることはできるのです。 できるだけ生命のあり方を正確に見ようとする気持ちがあれば、天然自然の原理が人間の精神に働きだします。自然には、非常に力強い原理があります。人間が理性と言っているものの原理、良心、五官の原理があるのです。物理現象の原理、地球が自転、公転している原理が、自然に働いているのです。 皆様の命の原理は、宇宙構造の原理からきているにきまっているのです。宇宙構造以外から、皆様の精神構造は現われるはずはありません。従って、皆様方個々の思想は、宇宙の原理と一つになるのがあたりまえです。 宇宙構造の原理は、宗教ではない神と言えるのです。神と言いたくなければ、宇宙構造の原理と言ってもいいのです。 神は人間より上の存在です。人間より上のものが、人間にアッピールしてくるのです。それと皆様の精神が一つになれば、いいのです。地球が存在する原理は、宇宙のおのずからの原理です。そこで、天地創造の原理と皆様がお生まれになった原理が、おのずから一つになるのです。 もう少し大胆に、自分自身を解放して、自分の小さな気持ちにこだわらないで、大きく考えるのです。宇宙構造の原理と、皆様の精神次元が一つになるような感覚をもって頂ければ、死なない命の実質を捉えることは、充分にできるのです。 世間の常識はだめです。学理学説もだめです。現在の学問は、ほとんどユダヤ人学者がつくつたものです。白人の権威はユダヤ人が握っているのです。 現代文明はユダヤ主義ですが、これが根本的に間違っているのです。このために、イエスが十字架につけられたのです。 現代文明を軽く見るのがよいです。参考にするくらいならいいのです。実は、現在の学問は目的を持っていないのです。学理学説は目的をもっていないのです。 政治学は目的をもっていないのです。何のために日本の政治があるのでしょうか。日本の国は何のためにあるのでしょうか。天皇は何のために存在しているのでしょうか。天皇制の存在と、日本の永遠の目的とは、どのような連関関係があるのでしょうか。こういうことが、はっきり説明できなければいけないのです。 私は国を否定しているのではありません。現代人の思想が間違っている。レベルが低いと言っているのです。 人間の命の本質が分かれば、天皇制も分かりますし、国も分かるのです。現在の学校教育万能主義の感覚が、間違っているのです。その原因は、ユダヤ人がそういう思想をばらまいたからです。現在の政治、経済思想、教育思想は、ユダヤ思想です。これが間違っているのです。なぜなら、本当の命を認識していないからなのです。 そこで、現代人の間違いの根本を捨て去るような、大胆な感覚が皆様にあれば、今まで皆様が経験されなかったような新しい生命観が分かってくるのです。全く新しい世界観が分かってくるのです。日本人が未だ経験していなかった本当の世界観が、分かってくるのです。 天皇制の実質、実体、日本国の正味正体を、はっきり見極めることができるような、新しい見方が必要なのです。そのために、今までの世界観や生命観から、脱却する必要があるのです。今までの常識をもったままではだめです。 今までの、死んでいく人間の考えからぬけ出して、死なない命を捉えようという大胆不敵な考えを、持って頂きたいのです。
（内容は梶原和義先生の著書からの引用）