宗教の中で最も悪いのがキリスト教

　私はキリスト教が間違っているとはっきり言っています。間違っているどころか、宗教の中で最も悪いのがキリスト教です。ローマ法王は悪の親玉です。１２億人の人間の霊魂を盗んでいるからです。

　普通、泥棒は現金や貴金属を盗みますが、ローマ法王は人間の霊魂を盗んでいくのです。聖書には、「愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう」とあります（ルカによる福音書12・20）。霊魂を奪ってしまうのが宗教です。だから最も悪質な者はローマ法王です。その次に悪いのはプロテスタント教会の牧師です。魂泥棒のお先棒をかついでいるからです。

　日本の政治は現代文明によって押し流されなければならないようになっているのです。政治のことは仕方がないとして、皆様の魂については現代文明に押し流されてはいけないのです。

　政治家に魂の責任を取ってくれと言っても責任を取ってくれません。現代文明に調子を合わせなければやっていけないからです。政治と文明は同じ穴の狢です。

　だから政治や文明は利用したらいいのです。飛行機に乗る。電話を使う。インターネットをする。利用できるものはせいぜい利用したらいいのです。

　文明は悪いものですが、便利なものです。文明の悪い所を習う必要はありません。文明の便利な所を活用したらいいのです。しかし信じてはいけないのです。文明は皆様の霊魂を殺してしまうからです。

　現在皆様の霊魂は盲目になっています。人間の魂はどこから来てどこへ行くのか分からなくなっているのです。

　自性というのは生まれてきた原形です。後生というのは死んでいく方向です。後生には二つあるのです。同じ後生でも、裁きという後生と救いという後生とがあるのです。

　今の皆様の霊魂は、二つの運命が待っているのです。救いが待っているか、裁きが待っているかどちらかです。

　皆様が文明に惚れ込んでしまって、文明の思想を霊魂が吸い込んでしまうと、必ず裁きの方へ行くのです。文明によって生きている皆様は、自分の本能的な欲望のために生きていたのです。７０年、８０年の人生をどうしていたのか。欲望の満足のために生きていたのです。これが間違っていたのです。

　人間は欲望の満足のために現世に生きているのです。１億２千万人の日本人は全部そういう生き方をしているのです。そうではないと言える人は一人もいないでしょう。

　日本人は本能という考え方が全然間違っているのです。花を見たらきれいに見えるでしょう。これが本能です。おいしいものを食べたらおいしいと思います。これが本能です。

　本能というのは本能性のことです。本能性というのは、先天性のことです。先天性というのは生まれる前の自性です。

　自性というのは食べたらおいしいと感じることです。これが自性です。きれいなものを見てきれいだと思うことです。男は女を見てきれいだと思う。女に惚れたくなるというのが自性です。

　男はなぜ女に惚れるのか。女はなぜ男に甘えるのか。惚れるのは間違っていないのですが、惚れてから間違ってしまうのです。

　人間の本能というのは、本来性のことです。本来人間の霊魂は本能性を持っているのです。これは欲望ではないのです。魂の本性です。魂の本性のことを人間は欲望だと考えたのです。ユダヤ人がこういう工作をしてしまったのです。

　旧約聖書にモーセの掟があります。モーセの掟をユダヤ人がどのように見ているのかということを点検していきますと、ユダヤ思想の間違いが明らかに分かるのです。私たちはこれを勉強しているのです。

　世界の歴史がなぜ間違ったのか。ユダヤ人はどうして間違えたのか。これを私たちは勉強しているのです。これがはっきり分かりますと、文明の根本をひっくり返すことができるのです。

　ユダヤ人の唯物史観のどこが間違っているのか。ユダヤ人の資本主義のどこが間違っているのか。オッペンハイマーの間違いがどこにあるのか。マルクスの間違いがどこにあるのかということです。聖書を正しく読んでいきますと、こういうことがはっきり分かってくるのです。

　従って人間の文明の本質的な間違いはどこにあるのか、どこから間違ってしまったのかということが分かるのです。

　今の文明は放っておいたらどうなるのか。これがはっきり分かってくるのです。

　皆様の個々の霊魂がどうなるのか。やがて人間の歴史全体がどうなるのか。こういうことが分かってくるのです。だから皆様に申し上げているのです。

　こういうことを学ぶことが本当の学です。経済学とか政治学というつまらないものではない。経済学や政治学は、人間文明が存続している間は役に立ちますけれど、現在の人間文明はやがて崩壊、自滅するのです。こんな文明が長く続くはずがないのです。

　文明は根本から間違っています。人間とは何かが分からないままで、文明はごり押ししているからです。その結果、文明は自滅するのです。皆様には世界はどのように変化するかということを考えて頂きたいのです。

　地球を造った根本原理、おのずからという根本原理が分からないままで、皆様は生きておいでになった。これは皆様の責任ではないと言えるでしょう。

　おのずからの本体は何であるのか。太陽が太陽であること、人間が人間であることがおのずからです。これを神というのです。

　人間が人間であることを神というのです。地球が自転公転していることを神というのです。

　物事の根本原理を掴まえると、皆様の命の原理はおのずから明らかになるのです。皆様が本当に希望されるのなら、死なない命を差し上げることができるのです。私は神からただでもらったのですから、ただで皆様に差し上げることができるのです。

　「値なくして受けたのだから、値なくして与えよ」と聖書にあるのです。宗教はお金を取って教えるのですが、私は宗教家ではありませんから、ただで教えてあげるのです。自分の考えが間違っていることを本当に自覚されるのなら、命をただで教えてあげることができるのです。教えてあげるというよりも、一緒に勉強したいと思っているのです。

　私は霊魂に対するボランティアをしているのです。宗教家はだめです。学者もだめです。商売としているからです。

　世界文明の将来のあり方を私は知っているのです。文明の正体を知っているからです。ユダヤ人問題が分かる人間は今の日本にはいないでしょう。もし分かっている人がいたら大先生ですから、いばっているでしょう。私はそういう大先生よりも分かっているのです。ユダヤ人問題の裏の裏まで分かっているからです。

（内容は梶原和義先生の著書からの引用）