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「キリストは神の地球計画」


東洋人と西洋人があると思っていますが、これが間違っているのです。仏教とキリスト教があると思っていることが間違っている。二種類の人間がいるはずがないのです。白人と東洋人が結婚できるのです。宗教という点からいえば、キリスト教も仏教も同じことなのです。

聖書は本来、ユダヤ人だけに与えられたものです。ユダヤ人がイエスを殺したので、神にしかられて放浪の旅を続けているのです。だから、アウシュビッツのような事件が起き来たのです。

日本人は六百万人のユダヤ人が、二年半の間に虐殺されたことが、何のことかわからないのです。ユダヤ人が迫害されることが、どういうことか分からないのです。白人は知っているでしょう。

皆様が考えなければならないのは、東洋人と西洋人があるということの間違いです。今や世界は一つです。テレビでアメリカやヨーロッパのこと、全世界のことが衛星中継で見られるのです。だから、東洋人と西洋人があるというばかげた考えを、捨てるのです。従って、宗教もキリスト教と仏教の二つがあるという考えを捨てるのです。

宗教はすべて文明の産物であって、信じたい人は信じればいいでしょう。しかし、本当の意味で、人間に光を与えてくれるものではないのです。宗教も文明も、皆様の霊魂について責任は持ってくれません。そこで、今までの考えをやめなければいけないのです。これが空です。

今までの自分の記憶、経験、社会全般の考え方を、解脱して頂きたい。イエスは野のユリを見よといっています。空の鳥を見よと言っています。般若心経で言いますと、野のユリも、空の鳥も空です。イエスが言ったのは、ユリという花の形ではなくて、ユリという花が咲いている命を見よといっているのです。形は肉です。ユリの命は霊です。霊なる命の方を見よといっているのです。

新約聖書は、心を更えて新たにせよといっています。古き人はこの世に生まれてきた人です。古き人を空じてしまえといっているのです。自分自身の記憶、判断を脱ぎ捨ててしまえといっているのです。肉体的に生きているという気持ちを脱ぎ捨ててしまえといっているのです。

聖書の言い方が親切です。般若心経は一切空といっているのですから、分かりにくい面がありますが、聖書の方は肉も欲も十字架につけたといっているのです。般若心経も聖書も、同じことを言っているのです。

聖書には十字架という実体的なものがあって、イエスが十字架によって死んだことは、すべての人間の肉的な面がすべて死んだことだといっています。イエスが復活したことは、すべての人間が復活したことになるのです。イエスが全人類を代表して死んで、生きているのです。これをキリストというのです。

キリストは神の地球計画です。もう少し分かりやすく言いますと、神の人間計画と言ってもいいでしょう。人間は地球を代表しているのです。人間を大きくすれば地球になります。地球を圧縮すれば一人の人間になります。人間の肉体には、地球のあらゆる要素が入っているのです。金もダイヤモンドも、鉄も石も、動物も植物も魚類も、あらゆる要素が入っているのです。

そこで、人間一人の存在は、地球全体と要素的に同じなのです。思想的に言いますと、人間の脳波の働きは、地球全体を生かしている神の働きと同じものなのです。そのように、人間存在はすばらしいものです。これをイエスが証明したのです。パウロもこれを知っていたのです。

聖書を本気になって信じれば、皆様はこの世に生きていないことが分かるのです。般若心経は思想的にそれを説いている。聖書は実体的にそれを説明している。思想と実体は裏表の関係で、ぴったり一つになるのです。

(内容は梶原和義先生の著書からの引用)


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