般若波羅蜜多般若心経は般若波羅蜜多と言っていますが、彼岸がどういうものかを全然説明していません。彼岸へ行ったとは、どこへ行ったのか。向こう岸へ行ったと言うでしょう。向こう岸はどこにあるのか。釈尊自身にも説明できないのです。 なぜかと言いますと、釈尊が見た明けの明星は、やがて来るべき新し...
上智現在の人間は肉体的に生きることしか考えていません。従って、その範囲内において、真理が見つけられなければならないと考えるのです。肉体的に生きていることが悪いのではなくて、肉体的に生きているという事がらについての見方が、間違っているのです。...
現世から神の国へ人々は花を見て喜んだり、鳥が鳴いたり、飛んでいるのを見て喜んだりしていますが、これは何をしているのかを考えようとしない。だから死んでしまうのです。 花を見てきれいだと思えることは、その人の心の中に生まれる前の命が備っているのです。...